住まいの状態をチェックする方法
住まいの状態をチェックする方法について、素人でも出来る方法や、専門家に依頼する方法を交え、説明いたします。戸建住宅において新築や中古物件を見学する際に、住宅の良し悪しを判断するポイントとしては様々な項目やチェック方法があります。素人でもチェック可能な方法としては、床の水平精度を調べるためにパチンコ玉やビー玉などを部屋の中心に置き、転がるかどうかで水平性を確認する手法があります。また小屋裏や床下の点検口の有無を確認し、点検口がない住宅は基本的に敬遠する方が好ましいほど、これらの場所の湿気は建物の寿命に影響しますので、重要視する必要があります。点検口がある場合は実際に小屋裏や床下に入ってみて湿度を計測する湿度計などでチェックしてみましょう。もし湿度が高ければ換気が不十分であるため、構造材の腐食を疑いましょう。専門家に依頼してチェックする箇所としては、内部結露や雨漏りなど専門性の高い赤外線調査を実施するケースや地盤に関する資料をチェックしてもらう場合など、素人では判断しづらい項目となります。近くの建築士会や行政が主催する住宅相談などを利用して、これらの調査を依頼することができますので、このような機会を有効利用することでより良い住まいを見つけることが出来ます。